イタリアで服作りを学んだ後、日本の伝統繊維、ヘンプ(麻)と出会う。
日本の麻文化に感銘を受け、2004年ルナティカナパをスタート。
野口整体で生まれ育った経験から感覚をベースに、身体にストレスがなく、整うウェア、それでいてイタリアの抜けるような美しいラインと植物のエネルギーを合わせた独自の世界を表現している。
現在、和歌山県にてシュタイナー学園に通う9歳の娘と母子で暮らしながらルナティカナパのウェアにも通じる自らの生活にあることをベースに、オルタナティブなライフスタイルについて伝える。
[好きなこと]
歌、ダンス、絵を描くこと
つくること、花や木、ハーブのある暮らし、猫、自然、音楽がすき
[講演・おはなし会テーマ]
オルタナティブな暮らし
・~麻のおはなし~ ヘンプを纏うということ
・整体的な暮らしについて/整体的子育て
[ご依頼はメール、またはお電話にて]
lunaticanapa000☆gmail.com
(☆を@に変えて送信してください)
050-3631-8484
~オルタナティブなくらし~
母が20代で野口整体と出会い命拾いをしたことをきっかけに故・野口晴哉氏の愉氣を受けて、野口整体の環境で生まれ育ちました。そこには一般常識には合わなかった考えがあり、現代での生きにくさも物心ついた頃から感じていました。
40年以上経って、野口整体もだいぶ認知されてきた今、プロの整体師からの専門的な話というよりも、もっと身近に普通の人の日常に感じられる整体的暮らしを伝えられたら、とひとりの子を持つ母として、また女性として感じてきたことをシェアしたいと思います。
今、起きているさまざまな社会問題からわたしたちはどんな風にシフトしていったらいいのでしょう。オルタナティブな暮らし方とは今までのやり方とは一味違う、代替の暮らし方。
それは、国や政治が変わることよりも、実はもっと私たちの日常にあることに目を向けることが源になるのかもしれません。
ルナティカナパで使われているヘンプという素材も代替になるオルタナティブな資源。日本古来から使われてきたその伝統繊維を通して、もう一度日本の心を思い出したい。「身に纏い、素肌で感じることから世界が変わる」という気づきから、わたしのデザイナーとしての活動があります。
健康のこと、教育のこと、日常のわたしたちの暮らし方をどのようにシフトしていくのかいっしょに考えられ、シェアできるよい機会になりましたら幸いです。
Blog : Keiko's Alternative Life
体の弱かった母が野口晴哉氏の整体で命拾いをしたことをきっかけに野口晴哉氏と、氏の一番弟子でもあった大叔母・竹居昌子氏の*愉氣を受けて整体の環境で生まれ育つ。
*愉氣とは手を当てて暖かい氣を送る行為。
*野口整体とは → http://www.seitai.org/
玉川学園にて、幼稚部から高等部まで過ごす。
ゆっくりで物静か、何かに脅えるようでもあり
無言で過ごす幼少期の時代。
野口整体の考えから、予防接種を受けないだけでなく
様々な面で、一般的な多数の考えとは自分が感じるものと違うことで
学校時代は理解されないだろうと表現をせず
苦しかったような記憶がある。
音楽や美術を通して自己表現することで救われていた。
中学ではオーボエに夢中になり、高等部ではファゴットを始めることになる。
1993年、東京芸術大学音楽学部器楽科ファゴット専攻に入学、'97年卒業。
在学中には、イタリアやドイツでの講習会に参加。
後、ファゴットを胸に、ドイツ・ブレーメンに渡独。
約一年のドイツでの生活の間に、大きな転機を迎えることとなる。
気持ちの入れ替わりと共に、クラシック音楽の道を離れ、
イタリアへ服づくりの路へと方向転換。
ペルージャでイタリア語を学んだ後に、ボローニャの服飾専門学校
“Instituto Carlo Secoli “ にて服づくりの初めの一歩から学ぶ。
2年目の同校ファションショー婦人服部門で3位を受賞。
'02年、トスカーナにある工房”Via del Teatro”で見習い生活。
町の中のその工房は、人びとの生活の中に溶け込んでいた。
作り手の見える工房、お客さまとのコミュニケーション、
一人一人に合った形に創り出されていく服・・・。
ここのアトリエの在り方は、自分の理想として描いていたイメージに
通ずる部分があり、現在のルナティカナパへの一歩ともなる。
'02年5月、5年間のヨーロッパでの生活を終え、帰国。
その後「麻」と出会う。日本の伝統繊維なのにも関わらず
知らなかった特性や古来より伝わる麻の文化との出会いは
日本に対する意識も、目からウロコが落ちるようで
すっかりライフスタイルも変わっていった。
疑問に感じてきた世の中の矛盾の謎も解けたようでもあった。
「 Andare sempre avanti ! 」常に前へ行こう!
「 Avere il coraggio ! 」勇気をもつこと。
恩師ファゴット奏者セルジョ・アッツォリーニ、
“ Via del Teatro “ のデザイナー・マノーラからの言葉に励まされ
麻との出会いをきっかけに、
'03年ヘンプウェアブランド『LunatiCanapa』を立ち上げる。
ヘンプという素材へのこだわり、オーダーメイド、特別な1点物のような作品を製作する中、'06年より、Yoga&Relaxウェア等を展開、そして'07年より自然染めの商品展開とともによりいっそう植物のエッセンスの入った服作りへ。'08年より法人化。
ベビー、マタニティーウェアなど、電気や邪気から守ったり癒しの効果があると言い伝えられるヘンプ素材の良さを活かし、展開。
テレビ東京「ロハスな生活」、BS朝日「しあわせロハス」、J-WAVEのゲスト出演、瀬戸内海放送等、新聞、Yoginiなど雑誌等のメディアにてライフスタイルや活動が取り上げられる。
'09年6月PARC自由学校にて「麻ではじめる自然生活」、'12年7月おおあさ自由学校にて「ヘンプウェアを着よう」をテーマに講師をする。
色鮮やかでカラフルな植物染め(ボタニカルダイ)のヘンプウェアを着ることを通して、植物たちと繋がり、心地よくしなやかに生きることについて伝える。
服は第2の皮膚であり、感受性、感覚を高めていくツール。「麻」を纏い、感じる身体になることで、一人でも多くの人が本当の日本の感覚を思い出していくこと、そして自然と繋がり、ほんとうの自分を感じ、本来の姿へ変化していけるよう、活動を続ける。
現在は、縫製アトリエを香川県丸亀市に、自身の拠点は和歌山県にて活動。販売は、直営店を持たずにネットショップの運営(https://lunaticanapa.jp) と展示販売会・受注会を各地で開催している。
27歳の時、結婚し、31歳で離婚。相手方の2歳の子どもを6歳まで育てることは、子どもに全く慣れていない自分にとって、自然育児とスピリチュアルな世界、心を開いていく貴重な経験の4年間となった。
36歳で2度目の結婚。
震災と福島の原発事故をきっかけに、葉山を出て、香川県へ移住。
子育てをする中、何ができるかを考えていくと、人と共に育ち合う「共育(教育)」の場を創ることだと、こどもえんプロジェクトを友人とスタート。
徳島の自然スクールや山口のこびとのおうちえんなどに共感し、エッセンスを取り入れながら'14年「こどもえんあさの実」を開園する。
かけがえのない時間を共に過ごし、子どもたちはもちろん、保護者やスタッフ社会との関わりの中で鏡のように映し出されていく経験は心の底まで揺さぶられるようなディープな感動や気づきを経験し意識も大きく変化し開いていく感覚があった。
離婚を決め、'16年3月までで、園長の立場を退く。
シングルマザーとして心新たに再出発。
活動拠点を'17年から和歌山県へ移し、
今までの経験を元に、目指すビジョンを融合させていく。
現在、和歌山県にてシュタイナー学園に通う9歳の娘と母子で暮らしながらルナティカナパのウェアにも通じる「ヘンプ」や「シュタイナー教育」、「野口整体」など、自らの生活にあることをベースにオルタナティブなライフスタイルについて伝えている。
夢は、オルタナティブな暮らしとともに、世界でも販売会を開催し、そして日本の麻文化について伝え、国境を超えて人々の心を繋げていくこと。